親権行使者の代わりに身上監護・財産管理を行う者

 

 

未成年者の親権行使者が死亡や行方不明などによっていなくなってし

 

まった場合や、何らかの理由で親権を行う管理権を有しなくなった場

 

合、家庭裁判所は未成年後見人と呼ばれる法定代理人を選任し、未

 

成年者の権利を保護するために身上監護や財産管理を行うことがで

 

きます。

 
後見人に選任された者は、原則として未成年者が満20歳に達するか、

 

婚姻や養子縁組などによって後見が終了するまでその職務を果たさな

 

ければなりません。

 
また後見が終了するまでの間、後見人はその内容について定期的に

 

家庭裁判所へ報告する義務があります。

 
後見人の職務とは、未成年者本人の意思を尊重しつつ、未成年者の

 

心身や生活の状態に配慮しながら、必要に応じて身上監護と財産管理

 

を行うことです。

 
身上監護とは、後見が終了するまでの間、未成年者の生活・教育・就

 

労などへの援助を行うことを指します。

 
財産管理とは、預貯金の管理などをはじめ、必要に応じて未成年者の

 

代理として法律行為を行ったり、収支計画を立てることなどを指しま

 

す。

 
後見人に選任されると、後見人はまず最初の財産管理の職務として、

 

未成年者の財産目録と年間収支予定表を家庭裁判所へ提出しなけれ

 

ばなりません。

 
またその後も定期的に財産管理の内容についての報告を行い、監督

 

を受ける義務を負います。